研削といし取替試運転作業者 特別教育を取得する!

切断砥石施工

スポンサードリンク


研削といし取替試運転作業者資格の作業内容は!

研削といし取替試運転作業者資格とは、労働安全衛生法に定められている研削といしの取替え等の業務に係わる特別教育を修了した者を指します。

工事現場などで使用されているグラインダーや切断機には回転式のといしが付属しており、電動モーターなどで高速回転して鉄骨の表面に磨きをかけて綺麗に仕上げたり誤差を補正するために削るような作業に用いられます。

また工場などで使用されている機械研削では、台に材料を乗せてレバーなどの操作により回転するといしを近づけて材料を加工して行きます。

 

切断砥石施工

さまざまな分野で活躍しているといしは、一定以上の磨耗が発生した場合に取り替えるだけではなく、材料の固さなどの特性に合わせて違う素材のといしに取り替えるケースがあります。

また、研削といしは少しずつ材料を磨いたり削っていくのが正しい使い方ですが、力の加減を間違えば材料を損傷させたり利用者の怪我へと繋がる可能性もあります。
それらの作業を安全かつ適切に実施するために制定されたのが研削といし取替試運転作業者資格です。

同資格を取得するためには、特に試験は無く特別教育を修了するだけの比較的ハードルが低いものであるだけではなく、資格の取得後は昨今人手不足が叫ばれているさまざまな工事現場や工場などで即戦力として求められています。

新たにお仕事を始めたい方やキャリアアップへの第一歩を歩みたい方から、研削といし取替試運転操作作業者資格が大きな注目を集めています。

スポンサーリンク

研削といし取替試運転作業者資格をとれる日数と費用は!

研削といし取替試運転作業者資格を取得するには、専門学校や職業訓練校をはじめ企業が運営しているアカデミーや各都道府県の労働局長登録教習機関などで実施している特別教育を受講する必要があり、自由研削といしと機械といしの2種類のコースがあります。

具体的な講習の内容と時間は自由研削といしでは、自由研削用研削盤に加えて取り付け具などに関する知識が2時間、取り付け方法および試運転の方法に関する知識が1時間、関連法令が1時間、実技が2時間です。

研削といし交換

機械といしでは、機械研削用研削盤に加えて取り付け具などに関する知識が4時間、取り付け方法および試運転の方法に関する知識が2時間、

関連法令が1時間、実技が3時間です。

受講から修了までの日数は自由研削といしの場合は多くのケースで1日、機械といしの場合は2日から3日程度に分けて行われることがあります。

特別教育の講習を修了するとカード型の修了証が交付され、それを面接などで提示すれば就職率が格段にアップするのに加えて、さまざまな現場で研削といしを操作する業務に携わり活躍することが可能となります。

研削といし取替試運転作業者資格を取得するための費用は受講料と教材費を合わせて概ね10000円から12000円程度です。

また、実技講習の際には作業服と帽子に加えて安全靴や軍手の着用が義務付けられていますが、もしも所持していない場合は別途購入する必要があり、
それぞれ実費がかかります。

研削といし取替試運転作業者資格と合わせて取得したい資格は!

研削といし取替試運転作業者資格と合わせて取得したい資格は、現場での安全を高める衛生安全推進者養成講座をはじめ、危険を事前に察知する危険予知活動実践研修、研削といしの機械で使われる電気についての知識を高める低圧電気取扱業務特別教育、作業時に発生する粉じんに配慮する粉じん作業特別教育などはどれも研削といしを使ったお仕事の安全性の向上に役立つものです。

また、高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育、振動工具取扱作業者安全衛生教育では、より高出力の機器が取り扱えるようになり研削といしの経験を活かしながらさらに大きなお仕事にチャレンジできるようになります。

また、ダイオキシン類作業従事者特別教育や有機溶剤取扱業務安全衛生教育、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育に至っては資格取得者にしか当該の物質を取り扱ったり作業が許されない特別なもので、現場で貢献できるのと同時に危険手当などの収入も得られる可能性があります。

研削といしグラインダー

いずれの資格も研削といし取替試運転作業者資格と同様に、各都道府県の労働局長登録教育機関などで実施している特別教育を受講し修了すれば修了証が発行されます。

以上の例にあげた資格の数々は多くのケースで同一の機関で資格の取得が可能なため、研削といし取替試運転作業者資格のための特別講習を受講する際に時間と費用に余裕があれば、さらなるキャリアアップの伸びしろを広げるためにも、ぜひ合わせて取得しておきたい資格です。

スポンサードリンク