鉄骨の組立て等作業主任者技能講習を取得する!

鉄骨組み立て等作業主任者

スポンサードリンク


どのような作業で使う資格なのか

鉄骨組み立て等作業主任者は、労働安全衛生法で定められている、作業主任者の一種で国家資格です。

取得の際は、鉄骨組み立て等作業主任者技能講習を受けて、修了した人の中から事業者によって選ばれます。

 

鉄骨組み立て等作業主任者の名称は、技能講習を受け終えた取得者であったり、資格自体を指すこともあります。

この資格は建築物の骨組み、あるは塔の高さが5メートル以上あって、金属製で組み立てや解体に変更の作業を伴う場合に必要です。
つまり講習や修了が求められるのは、骨組みや塔に関する作業限定でこれらの条件に当てはまる場合です。

 

具体的には労働災害の防止を行い、作業の安全性を確保するのが目的となっています。
金属製というのがキーポイントで、他の素材なら5メートル以上の作業になっても不要です。

鉄骨組み立て等作業主任者

 

逆に金属で骨組みなどの作業を行うなら、資格を持っておいた方が何かと役立ちます。
骨組みや塔は安全リスクを大幅にアップしますから、このように技能講習を受けた有資格者の存在が必要となります。

5メートル未満の現場では不必要ですが、資格を持つ人がいた方が安全性は高まります。

金属部材を使って骨組み、あるいは塔を組み立てるのであれば、5メートル以上の作業を想定して取得を目指すのが有効です。

 

実際に作業を行う予定がなくても、安全に関する基礎知識や労働災害防止の重要性が理解できるようになります。
国家資格なので、講習には専門性があって簡単ではありませんが、それでも比較的挑戦しやすいものとなっています。

スポンサーリンク

資格を取得するための制限は

鉄骨組み立て等作業主任者の受講資格では、金属製で建築物の骨組みや塔を組み立て、解体や変更作業に3年以上従事が基本条件です。

また学校教育法における大学、または高等専門学校や高等学校において、土木または建築に関する学科を攻した経験も取得に不可欠です。

 

その後2年以上の間、建築物等の鉄骨の組立て等の作業に従事した経験が求められます。

技能講習を受けたり資格を取得する為の条件には、その他厚生労働大臣が定めた人という項目もあります。

鉄骨組み立て等作業主任者2

いずれにしても鉄骨組み立て等作業主任者は、教育機関で専門的な知識を学んでいたり、
実際の現場で作業に従事していたことが技能講習の条件となっています。

資格の取得にはこういった制限がありますが、理由はやはり求められる専門性が高く、国家資格ということにもよります。

鉄骨組み立て等作業主任者は、建築物の鉄骨の組立て等に関する知識を始めとして、工事用設備や機械に器具や作業環境に関する知識も学びます。

技能講習には作業者に対する教育に関する知識や、関係法令の学習に修了試験もあります。
講習の具体的な内容は、各都道府県に任せられているので、講習を受ける地域や自治体によって違います。

 

詳しくは都道府県労働基準局、もしくは労働基準監督署か都道府県労働基準協会に問い合わせるのが得策です。
難易度や基本的に問われる知識量は共通しているので、何処で学んでも講習や試験に活かせますし、資格を得るのも難しくないでしょう。

最終的に学科と実地は!何日間で取得できるのか

鉄骨組み立て等作業主任者の学科は、土木や建築に関するものがメインで、それに伴う知識の習得が中心です。
技能講習の所要期間は2日程度で、ほぼ100%の資格取得が目指せます。

 

建築物の鉄骨の組立て等の知識の受講は約5時間で、工事用設備や機械の知識取得は1時間半程度です。
この1時間半には、器具と作業環境に関する知識の受講も含まれています。

鉄骨組み立て等作業主任者3

作業環境関連の知識は、もう1時間半が別に確保されてそこでも受講することになります。
作業者に対する教育等に関する知識に1時間半、関係法令の受講にも1時間半が割り当てられます。

最後に修了試験の1時間を加えることで、合計14時間の受講科目となっています。

鉄骨組み立て等作業主任者の資格取得には、実地が特になくてテキスト中心の内容です。

技能講習は所要期間が2日程度ですし、受講料とテキスト代を合わせて1万数千円ほどですから、国家資格といえども受けやすいのが魅力です。
建築物の骨組みか塔に関係する業務で、3年以上従事した経験を持っているか、大学や高等専門学校で土木か建築を学んでいる必要はあります。

 

しかし、その他厚生労働大臣が定める者という条件もあるので、鉄骨組み立て等作業主任者の資格が目指せる人は案外多いです。

 

過去に関連する技能講習を受けている人なら、科目によって講習が免除になる場合もあります。
難易度はハードルがより下がることもあるので、受講者に優しい専門的な国家資格だといえます。

スポンサードリンク