建築業界で注目されている作業資格のひとつが、足場組立主任資格です。
足場組立主任資格
オフィスビルやマンション、一般住宅と建物の外装工事を
する際になくてはならない足場、まず足場がなくては仕事にならない職種は
非常に多く、ほとんどの仕事で足場が必要になります。
足場組立主任とは、ビルなどの建築で高所作業による足場の組み立てや解体作業を監督し指導する責任者です。
建設業において、仮設構造物としての足場は必要不可欠です。足場の組立作業は高所作業を伴うため、
転落事故の発生リスクが高いことで知られています。
足場からの転落事故が起きる背景には、法令に基づく墜落防止措置の不備や無理な作業、手すりや床材の問題などがあります。
墜落防止措置を実施して足場の点検や労働者に対する安全教育を徹底し、
各作業段階において安全チェック行うことが大事です。
労働者の安全を考え、労働安全衛生規則の一部が改正されています。
足場の組み立てや解体又は変更に係る作業に従事している人を対象として、
特別教育の実施が義務付けられています。
つり足場や張出し足場などの組み立て解体又は変更の作業を行う場合、
事業主は足場の組立て等作業主任者技能講習を受けて終了した人を作業主任者として選任し、
その人の指導の下で作業を行わせる必要があります。
足場の作業資格講習は
この講習は、労働安全衛生規則第83条にある足場の組立て等作業主任者技能講習規定に基づいた講習となります。
講習に実技はなく学科のみとなっています。
関係法令にも実技教育実施の規定はないです。
足場の組み立てには特別教育があります。
作業主任者も特別教育を受けなくてはいけないかという質問がネット上でもされていますが、
通達により足場の組立て等作業主任者技能講習を修了した人であれば、科目の全部について省略できるとされています。
他の資格ではとびに係る技能検定合格者なども省略可能な資格になっています。
詳しく知りたい場合は、安全衛生特別教育規程の一部を改正する告示の適用についてという文書を参照するといいです。
技能講習は、各都道府県により異なります。
現在、様々なカリキュラムを持つ講座がネット上で紹介されています。
WEB講座だと受けたい教育講座がすべてWEB上で完結するので、忙しくて時間が取れない人にとっては便利です。
資格試験の難易度は優しく、講習と終了考査により取得することができます。
日本の労働安全衛生法に基づく技能講習を終了すると、技能講習修了証明書が発行されます。
技能講習修了証明書の発行については、厚生労働大臣が指定する機関が行っています。