高所作業車資格取得
街を歩けばクレーン車などの特殊な高所作業車に乗り込み、電線の修理や電信柱の工事に従事している作業員の姿を目にする事ができますが、
そうした方々は皆高所作業車の技能講習というものを受講した上で、
特殊車両が運転可能になる資格を得ています。
一見非常に専門的で難易度が高い技術を要するように見える業務なのですが、
難関と言われる程難易度が高いわけではないため、しっかりと講義を受講していれば誰もが取得できる可能性が高いです。
そもそも、そうした高所での作業を遂行するために資格が必要になったのは、
かつては高所作業車は無く全ての事例において梯子を立てかけて不安定な状態であったためです。
一般家庭において日曜大工をする際には根本を家族が支えて安全を確保しますが、
仕事となれば少ない人数で数多くの作業を処理していかなければならないので、
支えてもらう事はできないため動作の反動や強風などによって梯子が倒れるのは日常茶飯事でした。
しかも一箇所が済んだらすぐに移動させなければならず、非効率的でありなかなか多くの業務を行えなくて苦労していたのですが、
そのような時に文明の利器として登場したのが高所作業車です。
梯子が備わっている特殊な自動車から自動的に足場を昇降させられるので、
作業員の安全を確保しつつ仕事が進めていけるという画期的な機械です。
高所作業車資格種類
高さによって必要になる免許が異なり、高さが10メートルを超えるのなら技能講習を受けなければ運転する事が許可されないのですが、
10メートル未満であれば特別教育を修了したという証があったり技能を修了した旨が確認されれば問題になりません。
つまり担当する現場が規定を超えている事例だと必ず資格が必要になるため、
取り扱いしている専門的な教習所を訪れて学科や実技を通じて学びを深めていきます。
12時間から17時間程が必要になるのですが、既に所有している運転免許もしくは資格により受講するコースが変化します。
そのため、現時点で小型で移動式のクレーンの学習を終えている人材ならおよそ12時間で済むのですが、
一般的な普通自動車免許しか持っていないのなら尚更時間がかかってしまいます。
しかも、無免許者は高所作業車のライセンスは習得不可という細やかなルールが定められている上に、
各都道府県ごとに決まり事が異なるので指定の組織に確認してみましょう。
無事に資格が手に入ると会社などに属した際にはエキスパートという形で活躍でき、
収入も平均よりも高くなりますしここ一番という現場で採用されて頼られやりがいが強まります。
この資格を必要とする主な職種は
- 電気工事関連
- 設備工事関連
- 屋根、板金工事関連 など
もっといろいろな業種の方が高所作業車を使用しての作業をして
仕事を進めています。